どうも、soul jemです。
さて、、、
現在、京都に滞在中の私ですが、、、
金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)
おそらく初めて聞くという方も多いとは思いますが、新選組ファンならピンとくるはず、、、
そう、新選組の雇い主である会津藩「京都守護職」の本陣であったお寺であります、、、
まあ言うなれば、新選組にとっての本社ビルのようなものですね、、、
日本人ならほぼ誰もが知っている「新選組」という名前ですが、、この「新選組」という名称は彼らが自ら決めた名前ではなく、この金戒光明寺で京都守護職から授かった名称なのです、、、
そう、「新選組」という名の組織が生まれたのは金戒光明寺なのです、、、
一体どんなお寺なのでしょう、、、とっても楽しみです、、
それではレッツゴ~~!!
壬生からはかなり遠いのですが、近藤や土方は頻繫に通っていたのだそう、、、
さて、「アーバンホテル京都四条プレミアム」でチェックアウトを済ませた私は、そのままレンタサイクルを借りる、、、有料ではありますが、ホテルにレンタサイクルがあると本当に助かります、、、
サイクルステーションまで歩かなくてもよいし、何より荷物を預かってもらえるのが嬉しい、、、
むぅ、電動アシストではないが十分です、、、京都は盆地ですからね、、、さあそれでは、あたかも京都住民かのように古都の風を感じるとしましょう、、、
そう、私は京都人の如く自転車で京都の街を駆け抜けるのが夢だったのです、、(⇦小さ過ぎる夢、)
わ~い! 気持ちええ~~!!
とはいえ、、ぶっちゃけ言うと「観光客でごった返す京都」において、移動手段の最適解は自転車だと思います、、、
なんせ、公共交通機関は地元住民がブチギレるレベルのカオス状態ですからね、、、マジでそこには雅(みやび)の欠片もありません、、、
おっと、中心部を離れる前に食事を済ませておかなければ、、、
京都北白川 ラーメン魁力屋
京都発祥の有名なラーメンチェーンですが私は初めて、、、
あまり知られていませんが、京都はハイレベルなラーメン店の激戦地なのです、、、
自由に盛れるネギとお漬物が嬉しい、、、
おお、この鶏がらベースの醬油スープに背油が浮いたルックスはまさに京都ラーメンのトラディショナルスタイル、、、
あっさりではありますが、コクのある味わいでネギを追加する事でさらに刺激的でヘルシーに、、、どこか「来来亭」にも似ていますね、、、
じんわりと美味い!! そうそう、こういうのでいいんだよ、、、
まあ感動的な美味さとまでは言いませんが、はやくて安くて美味しい、、かつ京都ラーメンのルーツを味わえるので、時間の無い観光客にはまさにうってつけと言えるでしょう、、、
皆さんもぜひ、、!!
そして、鴨川を渡って岡崎エリアに向かいます、、、やはり鴨川を見ると京都に来たって感じがしますね、、、
岡崎エリアに入ると、有名な京セラ美術館や、、、
平安神宮の大きな鳥居が目を引きます、、、
この鳥居、マジでめちゃくちゃデカい、、、
車と比べるとそのデカさが分かるのではないかと、、、
そしてこちらが平安神宮の応天門、、、
平安遷都1100年を記念して、明治28年(1895)創建された岡崎エリアのシンボル的な神社であります、、、
風光明媚な庭園が外国人に大人気なのだとか、、、
ぜひ参拝したかったのですが、今日の目的地は金戒光明寺なので今回はスルーさせて頂きました、、、
そして、自転車で走ること5分、、、
ようやく金戒光明寺の門を発見、、、
どうやら高台にあるお寺のようです、、、
ここが金戒光明寺、、、
「大本山 金戒光明寺」とありますね、、
そう、ここ金戒光明寺は浄土宗の大本山で、1175年に法然上人が比叡山の黒谷を下り、草庵を結ばれたのがはじまり、、現在は「くろ谷さん」という名で親しまれているのだそう、、
ここをさらに上ると、、、
金戒光明寺 山門
おお、なんとも大きくて立派な山門、、、
元々の山門は応仁の乱で焼失したそうで、現在の門は1860年に再建されたもの、、後小松天皇が筆した「浄土真宗最初門」の勅額が掲げられています、、、
この歴史を重ねた木の風合いがたまりません、、、
近藤や土方はここを何度となく通ったわけですね、、、
山門をくぐりさらに上る、、、
本当に静かで厳粛な空気感が漂います、、、
天気も良くて心が浄化されるような気分です、、、
上から見た山門はこんな感じ、、、
当然ながら、大河ドラマ「新選組!」のロケ地にもなっていますよ、、、
松平容保(まつだいらかたもり)率いる会津藩の軍勢は、まさにここで寝泊まりしていたわけですね、、、実に感慨深い、、、
階段を上るとこんな感じ、、、
甘味処やお土産店もありましたよ、、、そして、境内で最も存在感のある建物が、、、
金戒光明寺 御影堂
本堂であるこの御影堂は、宗祖である法然上人を祀っています、、、
元の御影堂は1934年(昭和9年)に火災によって焼失、、この建物は1944年(昭和19年)に再建されたものだそう、、、
いつも思うのですが、歴史ある寺社仏閣ってなんか火事多くないですか、、、
何でなんでしょう、、、まあいいや、、
すると、こんなお札が、、、めちゃくちゃカッコ良くないですか、、、ホンモノですよ、、(⇦当たり前)
これこそ、ここが京都守護職の本陣である証ですね、、、寄進(1000円)すると頂けるお札なのだそう、、、
堂内に入って拝観する事は出来ますが、とても厳粛な雰囲気だったので写真はやめておきました、、、国の重要文化財である「吉備観音」が安置されているので皆さんもぜひ、、、
どのお堂で「新選組」という名が授けれたのかは分かりませんが、、私が思うに本堂であり最も立派な建物であるこの御影堂ではないかと、、、
、、と私は勝手に推測します、、、
となると、松平容保が近藤たちに芹沢鴨の暗殺を命じたのもここなのですね、、(⇦勝手な妄想、)
ともあれ、史跡巡りってこういう妄想が楽しいんですよね、、、
御影堂からの景色、、、
御所や二条城からも近く、高台にある事からここが本陣に選ばれたのだそう、、、
他にも、境内にはたくさんの仏像が並んでいます、、、
そして、手水舎の花の装飾がすごい、、、
とっても綺麗、、、
境内はこんな感じでとっても広い、、、さて、それでは会津藩の戦死者たちが眠るという「会津藩墓地」にお参りするとしましょう、、、
こんな雰囲気のある石橋もありました、、、
橋の先には金戒光明寺のシンボル「三重塔」が見えます、、、いいですね、、京都らしくて実に絵になる風景です、、、
この看板は何だ、、?なんかよく分からんがまあいいや、、、
そして、少し歩くとこんな石表が、、、
どうやらここを登った先に「会津藩墓地」があるらしい、、、
よし、頑張って登るとしましょう、、、
ん、、あれは何だ、、、
こ、これは、、、
バァァ〜〜~~〜ン!!いや頭でけぇぇぇぇぇぇぇえ!!
な、なんだよこのヤベー仏像、、、完全にアフロやん、、、
てか仏様にしてはファンキーが過ぎるだろ、、、パパイヤ鈴木かよ、、
五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゆいあみだぶつ)
この阿弥陀仏像は日本でもかなり珍しい仏像らしく、江戸時代中期に造られた「修行後の阿弥陀様」を模したものなのだそう、、、
仏像の事はよく分かりませんが、、簡単に説明すると「人々を救う為に、めちゃめちゃ長い期間修行してたら、髪が伸びっぱなしでこんなんなっちゃった、、てへぺろ、、」という仏像らしい、、、
マジかよスゲーな阿弥陀様、、、人々の為にそんなに頑張ってたのかよ、、、
趣味でファンクバンドをやってたワケじゃなかったのですね、、、失礼しました、、
しかし、、めちゃめちゃ修行した後にしてはふっくらし過ぎなのは気のせいか、、、二重あごになってんぞ、、、絶対ケンタッキー食ってたろ、、、
まあいいか、、、しっかりと手を合わせて、、、
ともあれ、とっても愛嬌のある可愛らしい仏像ですね、、、
今や金戒光明寺のマスコットキャラクター的な存在で大人気らしい、、、御朱印やグッズもあるみたいですよ、、、
皆さんもぜひ、、!!
おっと、幕末モードが全てアフロ仏像に持っていかれた感じですが元に戻しましょう、、、ここからが本番なのです、、、
ここを登れば三重塔と会津藩墓地が、、、
この辺りはたくさんお墓が並んでいます、、お墓参りをされている方もいらっしゃるので静かに巡りましょう、、、
そして階段を登った先には、、、
金戒光明寺 三重塔
風格とオーラがすごい、、、
国の重要文化財に指定されているこの三重塔は、江戸時代初期の寛永10年に徳川二代将軍を弔う為に建立されたのだそう、、、
中に入ることは出来ませんが、400年近く前の建物をこの距離で鑑賞出来るだけでもありがたい、、、
そして何よりここからの眺めは最高です、、、
どうですか、、京都の街が一望です、、、
京都盆地を囲む山々と、見事な和風建築が相まって実に京都らしい景色、、、
この景色を眺めていると、京都に高層ビルが許されていない理由が分かる気がします、、、
夕暮れ時の景色はさらに美しいのだとか、、、
や~静かな時間が流れていてとても落ち着くお寺ですね、、、
来てよかったと思う瞬間です、、、なんでこんなにマイナーなんだろう、、、
さて、それでは最後に会津藩墓地にお参りして帰るとしましょう、、、
三重塔から少しばかり歩くと、その会津藩墓地はあります、、、
しっかりと標石があるので迷うことはないでしょう、、、
ありました、、ここですね、、、
会津藩殉難者墓地
とても綺麗に整備されているのがひと目でわかります、、、
ここに眠るのは、京都の治安を守る為に遠く離れた会津から上洛し命を落とした会津武士たち、、、以前訪れた霊山護國神社の墓地とは対極にあたる墓地ですね、、、
京都 霊山護國神社&幕末志士の墓参り - soul jemの聖地巡礼日記 (hateblo.jp)
幕府にはめられて重責を背負ったうえ、最後は朝敵となってしまった会津藩ですが、、、
その戦死者の数は352霊なのだそう、、、
今の私たちの生活があるのもまた彼らのおかげと言っても過言ではないでしょう、、、
心より哀悼の意を表します、、、
そして、入口横にはこんなエリアが、、、
こちらは「鳥羽伏見の戦い」での戦死者の慰霊碑、、、
そしてこちらが会津藩主であり新選組のオーナー、松平容保の石像、、、
そう、まさに我らが新選組の君主であります、、、
実に若々しくて男前ですよね、、、
若くして病弱だった容保は、何度も「京都守護職」を断ったそうですが、再三の幕府による説得で渋々承諾したのだそう、、、
彼がいなけれは新選組の存在は無かったと言ってよいでしょう、、、
貧乏くじを引かされ続けた容保と会津藩ですが、決して腐ることなく最後まで職務を全うする為に戦い続ける姿は忠義そのもの、、、まさに「誠」です、、、
さすが新選組の上司です、、、近藤も土方も心から慕っていたのだそう、、、
明治維新後、容保は赦免され日光東照宮の宮司などを歴任して、明治26年(1893)12月5日に亡くなったのだそう、、、
徳川家康を祀る日光東照宮というのが実に容保らしいですね、、、
ということで、、、
金戒光明寺、、思っていた以上に雅で素敵なお寺でした、、、
静かで落ち着いた雰囲気に癒されながら素晴らしい景色を眺める、、、京都での休日はこうでなくては、、、
そして何よりとっても勉強になりました、、
新選組ファンならずとも、ぜひたくさんの人に訪れてほしい場所です、、、今や、コミケ会場の如くカオスな清水寺や伏見稲荷神社でもみくちゃにされるくらいなら、私はこういう静かで雅(みやび)な時間を過ごしたい、、、
かなりオススメです、、、皆さんもぜひ、、!!
あとアフロ仏像も忘れずにチェックですよ、、、やっぱ頭でけぇぇぇぇぇえ!!
このヴィジュアルが目に焼き付いて離れねぇ、、、絶対ケンタッキー食ってたろ、、、
続きはその3へ、、、
読んで頂いた方々に感謝です、、、
ありがとうこさいました、、、