どうも、souljemです。
幕末編、実に久々の投稿ですが、、、
今回ご紹介するのはこちら、、、
この作品が面白いのは、土方、近藤、沖田などの主要メンバーではなく、吉村貫一郎というほとんど知られていなかった隊士に焦点を当てて描かれている事、、、
この吉村貫一郎という男、、、
監察兼剣術師範というかなりの腕前の持ち主なのですが、とにかく貧乏、、、貧困に苦しむ家族を故郷の盛岡へ残し、出稼ぎのため新選組に入隊、、、
守銭奴、金の亡者などと呼ばれるも、家族の為に高額で危険な任務をこなしながらコツコツと故郷に金を送る姿が描かれています。
そんな吉村を見ていた斎藤一は苛立ち、彼を斬ろうとしますが、そこは吉村も剣の達人、、、
「こんなところでは死ねない、、家族のために人を斬る、、、」と抵抗する、、、
っとまあこんな感じで話は続くのですが、、、とにかく吉村の金への執着と家族への愛が凄まじいのです。
新選組の物語なので、やはりハッピーエンドというわけにはいかないのですが、印象深いのは、生き残った斎藤一がおじいさんとなって吉村を思い起こすシーン、、、
そして、錦の御旗を立てた新政府軍に一人、二刀流で突撃していくシーンは圧巻で忘れられません、、、
是非、、、
オススメです。
さて、巡礼の続きですが、、、
池田屋を出まして、夜の京都の街を歩いてみましょう。
すぐそばの三条小橋を渡って、、、
この辺りは京都らしい和モダンな雰囲気があっていいですね、、、
そしてしばらく歩くと三条大橋に着きます。
三条大橋から見た夜の鴨川、、、
川の流れる音が心地良いです、、、、、、、、
が、ここ、、、斬首された近藤勇の首が晒された場所なんですよねぇ~、、、
わざわざ生首を板橋からここまで持ってきて晒すとか、、、
今ではとても考えられませんが、ふと横を見てみると、、、
橋の欄干にはくっきりと刀の跡、、、
池田屋から逃走した長州志士たちと、追いかける新選組が激しく斬り合いに、、、
その時の新選組の刀傷と言われています。
誰の刀傷なんでしょうね、、、
しかしながら、やはり長州にとって池田屋事件というのは忌むべき事件であって、だからこそ憎き近藤の首をわざわざここに晒したのかもしれませんね、、、
そして河原町の方へ、、、
近江屋跡
マジか!、、、ここで龍馬が、、、
龍馬と中岡慎太郎を殺したのは当初、新選組ではないかと言われてましたが、現在は佐々木只三郎率いる京都守護職の見廻組説が最も有力とされています。
歴史的に物凄く重要な場所だと思うのですが、、、
現在かっぱ寿司になっております、、、
、、ってお~い!
海援隊の本部、、、酢屋(材木商)
土佐藩邸跡
など、歴史好きにはたまらないスポットが数多くあるので思わず写真をパシャパシャ撮ってしまうのですが、街ゆく人々は誰も見向きもしません、、、
むしろ、「お前何やっとんねん、、邪魔やぞ、、」みたいな目でみられます、、、
さすが千年の都、、、
恐るべし、、、そして愛おしい、、、
それでは日を改めまして、新選組の二番目の屯所、西本願寺へ行ってみましょう、、、
おお〜で、でかい、、、
すごいです、、、さすが世界遺産、、、
漂うオーラ半端ないっス、、、
こちら、新選組関係なくてもかなり見応えあります、、、
しかも、かなり歴史のあるお寺であるにもかかわらず、どこも綺麗に整備されておりピカピカです、、、
荘厳なオーラに包まれて背筋が伸びるようです、、、
唐門
これがまたすごい、、、
桃山時代から残された唐門は、あまりに美しいので日が暮れるまで見入ってしまう、、、という事で、別名「日暮門」とも呼ばれています。
彫刻や彩飾が実に細かく施されており、本当に見入ってしまいますよ、、、
このような歴史的に重要な場所に屯所を置くなんて、、、大丈夫ですか?、、、土方さん?
当時、西本願寺は長州の浪人たちをたびたび匿っており、そこに目を付けた土方はここに屯所を置くことにより西本願寺と長州浪人を同時に取り締まろうと計画したのです、、、
これに最後まで反対したのが山南敬助、、、隊を抜ける決定的な要因だったのでしょう、、、、、、悲しい結末になってしまいましたが、、、
さあ、それでは行ってみましょう、、、新選組の屯所跡、、、
太鼓楼
ここで新選組が、、、土方や近藤、沖田たちが生活していたのですね、、、
あれ、、、小さくない?
そう、、、ここに200人近い隊士たちが生活していたわけではなく、この太鼓楼のとなりにある現在、聞法総合施設と呼ばれる場所が主な屯所だったのです、、、(新選組が生活していた建物は現在兵庫県姫路市亀山の本徳寺に移築されています、、)
しかしながらこちらの太鼓楼も屯所の一部だった事には変わりありません。
もちろん中には入れませんが、、、
外側からも見てみましょう、、、
おお、こちらからの方がカッコよく見えます。
なるほど、、、新選組はこちらでも厄介者だったんですね、、、
しかしながら、これも土方の策略どうり、、、
さて、こちらに記されている島田魁という隊士、実に熱い男です、、、
諸士調役兼観察という難しい任に就きながらも土方の右腕として新選組に大きく貢献しました、、、
古参ながら土方と共に函館まで渡り最後まで戦い抜いた数少ない隊士、、、
維新後は京都に戻り、屯所であった西本願寺の警備を土方の戒名を持って死ぬまで務めたそうです、、、(詳しくはWikiへ、、感動しますよ、、)
大河では照英さんが演じておられましたね、、、素晴らしい演技でした、、、
ここ西本願寺に訪れてみて、この島田魁という隊士が大好きになりました、、、
本当に来て良かったと思います、、、
新選組という集団に惹かれて止まないのは、こういう一人一人の隊士たちがそれぞれ信念を持ち、個性的で魅力的だからなのかもしれませんね、、、
もっともっと勉強して、新選組を追い続けたいと思います、、、
読んで頂いた方々に感謝です、、、
ありがとうございました、、、
続きはその7へ、、、