どうも、soul jemです。
さて、、、
現在、東京都の日野市で新選組巡りをしている私ですが、、、
この度の「日野・新選組巡り」もいよいよクライマックス、、そして最終回であります、、、
今回私が巡ったコースはほんの一例であり、様々な巡り方があるとは思いますが、少しでも参考になれば幸いです、、、
ということでレッツゴ~~!!
さて、、現在、土方が生まれ育った万願寺を散策中の私ですが、、、この辺り一帯はかつて石田村と呼ばれていました、、、土方が売り歩いていた「石田散薬」はファンにもお馴染みですね、、、
そんな旧石田村にはこんな標識が、、、
土方歳三への愛が感じられますね、、、
そう、お次に向かうのは標識にある石田寺、、、土方家代々のお墓があるお寺であります、、、
「とうかん森」からは南に進むとすぐですよ、、、
石田寺(せきでんじ)
土方家代々の墓があるお寺なので、歳三も毎年お墓参りに訪れていたという、、、
自宅のすぐそばなので、お墓参りだけでなく頻繫にここで遊んでいたかもしれませんね、、、
そして何より、ここには土方歳三のお墓があるのです、、、
それでは参るとしましょう、、、、
境内に入るとこんな感じ、、、
とても綺麗に整備されていて厳かな空気が漂います、、、
掲示板に記された石田寺の縁起、、、
御守りにはしっかりと「新選組副長 土方歳三 墓所 石田寺」とあります、、、
紛れもなく土方歳三のお墓があるお寺です、、、
とはいえ、土方歳三の遺体は発見されていないので、この墓所はいわゆる引き墓であります、、、
それでもファン的にはテンション爆上がりではあったのですが、ここは観光寺ではなく普通のお寺、、、落ち着いて静かにお参りしましょう、、、
まずは本堂でお参り、、、
しっかりと手を合わせて、、、
本堂のそばには大きなカヤの木が、、、
この木の樹齢は400年以上とのこと、、、当時からある木なので歳三も墓参りの度に見ていたことになります、、、
そして、カヤの木の横には「土方歳三義豊之碑」があります、、、これは明治100年記念に1968年、土方歳三の兄の子孫によって建立されたのだそう、、、
さて、それでは土方歳三のお墓を探してお参りするとしましょう、、、
と思ったらこんな立派な石標が、、、新しくて綺麗な石標、、、どうやら土方歳三の150回忌で設置されたようです、、、
それだけお参りに訪れる方が多いということですね、、、ファンとしては実にありがたい、、、
と思ったのですが「土方」姓のお墓があまりにも多くてびっくり、、、この辺りは土方さんがたくさんおられるのですね、、、勉強になります、、
あらためて土方歳三の故郷に来たという実感が湧いてきます、、、
少し迷いましたが、、ありました、、、
そう、、正真正銘「土方家・土方歳三の墓」である、、、
正直、恐れ多くて敷地内に入るのも躊躇してしまいましたが、、せっかくここまで来たのですからしっかりとお参りしなくては、、、
中央にあるのが土方家代々の墓、、、
向かって左側にある古い墓が歳三の両親の墓、、、歳三が墓参りの際はこのお墓に手を合わせいたワケですね、、、
そして、遺影が立ててある右側の墓こそ、、、
まさしく、、
土方歳三の墓こ、これが土方歳三の墓、、、実に新しくて立派なお墓です、、、
まずはそれぞれのお墓にしっかりと手を合わせます、、、
側面には土方が戦死した日にちと場所が記されてあります、、、そう、明治1年5月11日、、箱館の一本木関門であります、、、
ちなみに、これは私が以前訪れた函館の一本木関門、、、ここで土方は銃弾に倒れこの世を去ったのです、、、
この土方歳三の墓は長い間、遺体の埋葬されていない墓でした、、、
それもそのはず、土方の遺体は発見されていないのですから、、、
首が晒されたりしないよう旧幕府軍が隠すように遺体を埋めたのでしょう、、、
しかしながら、、五稜郭の一本松の下説や、函館の碧血碑に後年収めた説、碧血碑後方の塚説など、埋葬されたと言われる場所が箱館に何か所かありました、、、
ちなみに、ここは土方が埋葬されたとされる場所の一つ、、五稜郭の一本松、、、ここが最も可能性が高いのではないかとされています、、、
平成17年、土方家のご子孫は函館を訪れ、埋葬地だという説がある5か所の土を持ち帰りました、、、
そして平成17年4月、この土方歳三の墓に埋葬地の土が収められたのです、、、
これをもって、土方歳三は実に136年ぶりに故郷である日野に帰ったことになります、、、
ご子孫の情熱と愛情を感じずにはいられない感動的なエピソードですよね、、、
これぞまさしく正真正銘の土方歳三の墓、、、ご子孫に感謝を込めて、あらためて手を合わせます、、、
そして、こちらは古い土方歳三の墓石、、、現在の土方歳三の墓は、平成12年に建て替えられたものです、、、
それ以前の古い墓石がまさにこちら、、、
石柱で補強された姿が印象的なのですぐ分かると思います、、、このお墓にもしっかりと手を合わせて、、、
私がこの度、日野に訪れた最大の目的はこのお墓にお参りすること、、、長年の願望がようやく叶った瞬間であります、、、
貴重な時間を過ごさせて頂きありがとうございました、、、
土方家や石田寺、、そして日野市に心から感謝です、、、おそらく、全国には私のように思われるファンの方々もさぞ多い事でしょう、、、
しかしながら、訪れる際はくれぐれもマナーを守ってお参りを、、、土方歳三の墓はいつも公開されてはいますが、これはご遺族とお寺の方のご好意であることを絶対に忘れないように、、、
迷惑行為が多発した沖田総司や藤堂平助の墓は既に非公開になっています、、、
土方歳三のお墓にこの先もたくさんの方がお参りできるように、くれぐれもマナーを守ってお参りを、、、
ということで、、、
なんやかんやでお送りした日野 新選組巡りもいよいよ次で最後、、、
フィナーレを飾るのは、、やはり高幡不動尊、、、新選組ファンならずとも有名な観光地なので皆さんもご存知ですよね、、、
多摩モノレールで向かおうかとも思いましたが、もう面倒くさいのでそのまま自転車で来ちゃいました、、、サイクルポートもちゃんとありましたよ、、、あらためて日野 新選組巡りは「ハローサイクリング」が最適解ではないかと、、、雨の日以外はですけどね、、、
とはいえ、日野駅からノンストップで巡ること既に6時間、、、かなり疲労困憊である事をここに記しておきます、、、
なんならもうお家に帰りたいまである、、(⇦初老の男性、)
京王 高幡不動駅
こ、ここが高幡不動の街、、、
都会だ、、日野駅前よりも圧倒的に都会だ、、、これも高幡不動尊の知名度が影響しているのでしょうか、、、
そして、やはりここにも土方歳三、、、
どうやらここが参道の入口のようですね、、、
門をくぐるとこんな感じ、、、
たくさんの飲食店やお土産ショップが並んでいます、、、今までずっと住宅街ばかり巡っていたので一気に観光気分アップです、、、
新選組にちなんだお店もちらほら、、、
こういう光景を見ると、あらためて日野に来たって実感します、、、
おお、見えてきました、、、あれが高幡不動尊、、、圧倒的なオーラを放つ門が見えますが、、、
門前にはこんなお店が、、、元祖 高幡まんじゅうの「松盛堂」さん、、、創業100年以上の老舗和菓子店らしいのですが、、、
土方歳三推しがスゴイ、、、
和装姿の土方歳三の形をした人形焼「土方歳三まんじゅう」もあるのだとか、、、
新選組隊士であった中島登が描いた土方歳三まで、、、
あらためて新選組愛を感じる街ですね、、、まあこういう光景を見たくて、わざわざ日野まで来たのですが、、(⇦広島在住、)
そして、このすぐそばには、、いよいよ土方歳三の菩提寺である、、、
高幡不動尊金剛寺
真言宗智山派の別格本山で草創は奈良時代ともされる関東屈指の古刹、、、
新選組土方歳三の菩提寺とされ、近藤勇・土方歳三両雄の碑や、歳三の書簡ほか多くの新選組の関係資料が展示されているのだそう、、、
仁王門
実に歴史を感じる出で立ち、、、室町時代に作られたものだそうで重要文化財に指定されています、、、
門の両側には仁王様が、、、
裏から見るとこんな感じ、、、さすが重要文化財、、、圧倒的なオーラを放っています、、、
さて、ゆっくりと見学したいところですが高幡不動尊の参拝時間は17時まで、、、
あと1時間、、急がなければ、、、
門をくぐると、目に付くのはやはり五重塔、、、
観光寺らしくお土産店やお食事処もありましたよ、、、
まずは手水舎でお清めを、、、
最近は派手な手水舎が多いですがこちらはシックなタイプ、、、シブいです、、
不動堂
この不動堂も仁王門と同様、室町時代に作られたもので重要文化財、、、東京都最古の文化財建造物なのだそう、、、
しっかりと手を合わせて、、、
どうですか、この年季の入った質感と色合い、、、
まさにスーパーヴィンテージ、、、
京都の寺社仏閣ではこのレベルの建造物はよく目にしますが、まさか東京でこれほどのものが見られるとは、、、
不動堂から眺める五重塔も実に見事、、、美しい、、、
こちらは宝輪閣(お札所)といって護摩修行の受付があるのだそう、、、
凛と立つ一本松もカッコイイ、、、とても綺麗に整備されている寺院である事が一目で分かりますよね、、、
そして何より、私が最も見たかったのはこちら、、、
土方歳三像
高幡不動尊といえばやはりこの像ですよね、、、
この像を見るためにここまで来たと言ってもよいでしょう、、、
なにやら、この像は平成7年、東京日野ロータリークラブが郷土史家の協力のもと歳三の姿を現代に蘇らさせたものだそう、、、
像の土台にはこんな表記がありました、、、「多摩の風土に育まれ、義に生き節に殉じた歳三の三十五年の生涯は、没後百数十年を経た今も、男の美学として廣く語り継がれている、、」という一文にグッときた私です、、、
そう、ここ多摩地区一帯は当時、幕府の直轄領であった為、土方たちは農民ながらも何不自由なく暮らせていたのです、、、
その恩義があったからこそ、土方たちは最後の最後まで幕府に忠誠を誓っていたワケですね、、、
や~写真では見た事あったのですが、こうやって目の前にするとやはりカッコいい、、
函館の五稜郭タワーにあった洋装の土方歳三像もカッコよかったですが、和装の土方歳三像もいいですね、、、
後ろ姿もシブい、、、
そして、この像の隣りにあるのが、、、
これは近藤勇と土方歳三の功績を称えると共に、広く世に知らしめるための碑、、、
建立にあたってさんざん揉めた結果、ようやく明治21年に建てられた事が記されてあります、、、
まあ新選組は官軍に歯向かった逆賊でしたからね、、揉める理由も分かる、、、
土方歳三像の後方には「弁天堂」という小さなお堂が、、、
ちょっとした庭園になっていてとっても雰囲気が良いです、、、
毎月15日にはここで縁日も開かれているのだそう、、、素敵ですね、、、
地元に愛されている理由がよく分かる気がします、、、
そして、こちらが境内でやたらと目を引く五重塔、、、
近くで見ると、その迫力と精巧な造りに驚かされます、、、
この五重塔は平安時代初期の様式で5年の歳月をかけて造られたのだそう、、、
昭和55年5月5日建立された塔で、塔高40m、総高45m、、、
この五重塔は元からあったものの再建ではなく、新しく造られた昭和を代表する五重塔であります、、、
しかし、どこから見ても見事な造形美、、、
この先も長く高幡不動尊のシンボルとして参拝者を魅了してゆくのでしょうね、、、
五重塔のそばには「土方歳三資料館」が奉納したベンチもありましたよ、、、この発見はレアで何気に嬉しかった、、、
おっと、もうすぐ閉門時間です、、、急がなければ、、、
広い境内をさらに奥へ進み、、、
立派な山門をくぐると、、、
大日堂ここが土方歳三や新選組隊士の位牌があるという大日堂ですね、、、
こちらでもしっかり手を合わせて、、、ぜひ入館したかったのですが、閉門間際という事もあってやめておきました、、、
他にも、土方歳三の書簡や多くの新選組資料が保管されている奥殿や、、、
木々の中に佇む立派な観音像、、、
こんな可愛らしいお地蔵様も、、、
紫陽花もとっても綺麗に咲いていましたよ、、、
なんとも見どころ満載の高幡不動尊、、、さすが有名観光地です、、、
これは今一度しっかりと時間をかけて再訪しなければなりませんね、、、
まさに、この度の日野 新選組巡りの大トリを飾るに相応しい場所でした、、、
高幡不動尊 金剛寺に感謝です、、、ありがとうございました、、、
ということで以上、、、
4回に渡ってお送りした日野 新選組巡りでしたが、、、
日野駅をスタートしてから実に7時間半、、、かなりの大冒険でした、、、
ぶっちゃけめちゃくちゃ疲れたぞ、、(⇦初老の男性、)
とは言え、、念願だった「新選組の故郷 日野」に来ることが出来て大満足であります、、、
これは私個人の印象ですが、、京都や函館で新選組が英雄的な扱いだったのに対し、ここ日野では彼らが家族の一員であるかのような暖かい印象を受けました、、、それと共に、、新選組を誇らしく思う気持ちがたくさん詰まった街でした、、、
逆賊であった新選組の汚名を返上し、その功績を世に知らしめた日野の方々に心から感謝です、、、本当に学びの多い充実した時間でありました、、、そして何より楽しかった、、、
ぜひ皆さんも、新選組の礎を築いた日野に訪れて彼らの義と信念を感じてみてはいかがでしょうか、、、
オススメですよ、、!!
新選組ファンの皆さんにとって、少しでも参考になれば幸いです、、、
それではまたいつか、、、
読んで頂いた方々に心から感謝です、、、
本当にありがとうございました、、、