soul jemの聖地巡礼日記

アニメや歴史の聖地巡礼記録

新選組と幕末の聖地巡礼 京都編 その4

どうも、soul jemです。

 

 

新選組を扱った作品をまた一つ紹介、、、

 

ちるらん 新選組鎮魂歌

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月刊コミックゼノン」にて現在も連載中のマンガです。

 

私はまだ未読なのですが、知人がハマっているので近々読もうと思っています。

 

こちらの特徴は、新選組をヤンキーグループに見立てて描かれている事です。

 

まあ、そのまんまですが、年齢的にチンピラグループですかねぇ、、、

 

 

画像を見てわかる通りかなり今風でカッコいい、、、

 

鎮魂歌っていうのも新選組らしくていいじゃないですか、、、

 

さらにファンが増えるのでしょうね、、、

 

嬉しいことです、、、、

 

 

 

 

さて、巡礼の続きですが、二条城から東山の霊山という場所にやって来ました。

 

この辺りは、新選組や幕末ファンにはたまらないスポットが盛りだくさん、、、

 

その中の一つがこちら、、、

 

 

霊山歴史館

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誠の旗に会津藩の紋章旗、、、もうこれだけで興奮抑えきれません、、、

 

こちら霊山歴史館は、全国でも珍しい幕末、明治維新に特化した博物館なのです。

 

なので、倒幕側、佐幕側の双方からの視点で見ることができます、、、

 

大変貴重な展示品も多く、新選組の腕章やのぼり、近藤勇の鎖帷子、中でも驚きなのは坂本龍馬を切った刀が展示されている事。

 

もちろん本物です。

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面白いのは近藤たち、試衛館で使われた木刀のレプリカがあり、実際に持てるようになっている事です。

 

持ってみると、めちゃくちゃ重いです。

 

こんな重い木刀で日々訓練していたのですから、強いはずです、、、

 

こちら館内撮影NGなので、実際に行って体験する事をオススメします。

 

 

 

このブースだけ撮影OK、、、

 

やはり、この二人が人気のようです、、、 

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入館料900円で、幕末ファンはかなり楽しめますよ。

 

 

そして、霊山歴史館のすぐそばには、霊山護国神社という神社があるのですが、ここがまたすごい、、、

 

霊山護国神社

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(写真紛失のためyahoo!画像から拝借)

 

明治維新を目前にして亡くなった志士たちを奉祀するために、明治天皇が創建するよう命じた神社なのです。

 

境内の中の墓地には坂本龍馬をはじめ、中岡慎太郎木戸孝允高杉晋作久坂玄瑞など多くの志士たちの墓があります、、、

 

新選組にとっては敵であった人たちですね、、、、

 

 

坂本龍馬中岡慎太郎の墓石 

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多くの人たちが参られていました、、、

 

今の私たちの生活も、この二人の存在があったからこそ、、、なのかもしれません、、、

 

感謝です、、、

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私もしっかりお参りして、、、

 

 

後ろを振り返ると、、、

 

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見事な京都の景色が一望できます。

 

時間の都合上、他の志士たちのお墓を参る事が出来なかったので、次回来る際は必ず参りたいと思います。

 

 

そして、この霊山護国神社の隣、高台寺の一部に月真院という場所があります。

 

 月真院

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そうです、、、

 

新選組ファンにはおなじみ、伊東甲子太郎率いる御陵衛士の屯所跡です。

 

高台寺党とも呼ばれていますね。

 

 

新選組から見事に脱隊した伊東甲子太郎ですが、間もなく近藤たち新選組に暗殺されてしまいます。

 

 文武両道で容姿端麗、人望も厚かった人物とされていますが、何故か小説や漫画、アニメではあまり好印象に描かれていないように思います、、、

 

策士であり、新選組を利用しようとしたイメージが強いからかも知れませんね。

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なにより土方と仲が悪かった、、、

 

しかしながら彼ほどの才覚があれば新選組と関わらずとも、ひとかどの人物になれたのではないでしょうか、、、

 

逆に新選組に入ってなければ、明治政府の中枢を担う存在になれていたかもしれませんね、、、

 

 

後に、戦う事を諦めた近藤が名前を偽って新政府軍に投降した際、その正体を見破ったのが御陵衛士の加納鷲雄だったのです、、、

 

よって、近藤は板橋で斬首、、、

 

御陵衛士、最後の報復と言えるでしょう、、、

 

 

 

 

こちら普段は非公開で門は閉じられているのですが、私が訪れた日は、偶然門が開いていたので、ありがたく参らせて頂きました。

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ちょっとした枯山水庭園になっています。

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短い間ですが、ここで斎藤一藤堂平助が生活していたのですね、、、

 

 

 

ここ東山周辺は清水寺高台寺もあり、観光客でとても賑わっています。

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京都らしくていいですね、、、

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それでは東山を離れて、まさに動乱の舞台、京都中心部に行ってみましょう、、、

 

 

続きはその5へ、、、










 

 

 

新選組と幕末の聖地巡礼 京都編 その3

どうも、souljemです。

 

今回のテーマ「新選組京都編」は、私の思い入れの強さと過去に巡った写真の多さの為、かなりの大容量になると思われます、、、

 

ゆっくりと気長にお付き合い下さい、、、

 

京都は奥が深いですね、、、

 

 

 

さて、、、

 

こちらの作品をご存知ですか、、、

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もちろん新選組の物語なのですが、、、

 

面白いのは主人公が土方歳三の小姓(付き人、世話係)、市村鉄之助である事、、、

 

この市村鉄之助という少年、、、

 

私たち新選組ファンにとって、感謝してもしきれないほどの存在なのです。

 

なにしろ、、、

 

土方歳三の写真や愛刀「和泉守兼定」、新選組が今までしてきた事をまとめた書などを、土方の命令で函館から故郷、日野宿まで運んだ人間なのです。

 

 

世界にたった一枚しかない土方歳三の写真、、、

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彼がいたから残ったのですね、、、

 

新政府軍の手に渡っていたら間違いなく処分されていたと思います。

 

 

最初は命令を拒んだ鉄之助ですが、、、

 

土方は「こんな重要な任務、お前以外に誰に任せられよう、、、」と説得、、、

 

信頼されていたのですね、、、

 

二カ月かけて見事、日野宿にたどり着き、姉の夫、佐藤彦五郎に遺品を渡す事が出来たのです。

 

手紙には、鉄之助の面倒を見てやってくれ、と記されていたそうです、、、

 

 

もうこれだけで泣きそうです、、、

 

 

そんな、市村鉄之助のアニメ、、、

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おススメに決まってますよね、、、

 

 

 

いや~また熱くなってしまいました。 

 

聖地巡礼の続きでしたね、、、

 

さあ、はりきって行きましょう、、、

 

 

角屋

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こちらが坂本龍馬西郷隆盛桂小五郎、もちろん新選組も足繫く通った揚屋(料亭)

角屋です。

 

現在は、もてなしの文化美術館、角屋という名で営業。

 

日本に数少ない揚屋建築として国の重要文化財に指定されています。

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新選組刀傷の角屋、と書かれています。

やはり、島原と新選組は縁が深かったのですね、、、

 

ここから写真ブレブレです、すみません、、、

 

台所の入り口

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こちらは現金での会計はなく、全て売掛(ツケ)だったそうです。

客との信頼関係と、高級料亭であった事が伺えます。

 

新選組の刀傷

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、、、って何も見えんわ、、、

 

 刀箪笥

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客間には刀は持ち込めませんので、こちらに納めて預かるシステム、、、

 

が、新選組は言うことを聞かなかったそうです。

 

厨房

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江戸時代のキッチンなんて見る機会がないのでとても興味深いですね。

 

中庭

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とても綺麗に整備されています。

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京都っぽくていいですね、、、

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こちらが芹沢鴨が座っていた場所。

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暗殺された日もここで大いに酔ったそうです、、、

 

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この景色が芹沢にとって最後の風景だったのかもしれませんね、、、、

 

 

彼、本当は誰かに自分を殺して欲しかったのかも、、、と私は考えてしまいます、、、

 

 

毎日大酒を浴び、暴挙を繰り返す、、、

 

 

誰かに終わらせて欲しかったのではないでしょうか、、、

 

 

私の勝手な妄想ですが、、、

 

 

 

 

 

 

こちら、もてなしの文化美術館 角屋は入館料1000円。

 

二階は予約が必要で別途800円です。(二階は撮影禁止)

 

 

私は二階も見学したのですが、部屋によってデザインや雰囲気が違っていて、とても楽しめましたよ。

 

新選組が暴れた部屋もありました、、、、刀傷がはっきりと、、、あちこちに、、、

 

 

当時の角屋さんにとって、新選組の存在は大変迷惑だった、、、、、、とガイドさんはおっしゃってました。

 

 

、、、そりゃそうだ、、、、

 

 

しかしながら現在は、全国からたくさんの新選組ファンが訪れているようです。

 

良かったですね、、、、

 

 

 

それでは、島原を離れ、二条城に行ってみましょう、、、、

 

 

離宮二条城

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言わずと知れた世界遺産

 

城内は撮影NGなので庭園だけ、、、

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長い歴史のあるお城ですが、やはり有名なのは徳川慶喜による大政奉還、、、

 

300年近く続いた徳川幕府の終焉、、、

 

当時の人たちにとって、どれほどの衝撃だったでしょうか、、、

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こと新選組にとっては絶望の始まりだったのでしょう、、、

 

新選組のオーナーである、会津藩 松平容保が滞在していたので、この二条城には近藤も土方もよく通っていましたが、この二条城に新選組の足跡はありません、、、

 

綺麗な庭園です、、、

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二条城は他のお城に比べ平らですね、、、

 

海外からの観光客が多いです、、、

 

こういう景色が喜ばれるのでしょう。

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さすが、世界文化遺産、、、

 

通常、新選組ゆかりの地には外国の方はほとんど見られません、、、

 

外国の方に幕末の状況を理解するのは難し過ぎるのでしょうか、、、

 

 

さて、、、

 

 

二条城を後にして、お次は東山方面に向かいましょう。

 

 

 

続きはその4へ、、、






 

新選組と幕末の聖地巡礼 京都編 その2

どうも、souljemです。

 

 

御用改めでござる、、、

  

新選組聖地巡礼その2へようこそ。

 

新選組を扱った作品は数え切れない程あるのですが、中でも女性を中心に人気があるのがこの作品、、、

 

薄桜鬼

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新選組が歩んだ道のりと個々のキャラクターを分かり易く展開してくれているので初心者でも楽しめます。

  

基本的に主役は土方歳三なので、函館で命を落とすところまで描いてくれています。

  

この作品で初めて知って新選組ファンになった女性も多いのではないでしょうか、、、

  

まあ当たり前なのですが、どの隊士もいささかイケメン過ぎなのが女性人気の要因でしょう、、、

  

若い世代に新選組と幕末の事を知ってもらえるのは嬉しいことですね。

 

そして、ぜひ次の世代にも新選組の魅力を伝えてもらえたらと願います、、、

 

 

それでは聖地巡礼の続きをどうぞ、、

  

旧前川邸を出た後は、これまたすぐそば、、、

  

壬生寺

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(写真紛失のためyahoo!画像から拝借)

 

新選組の隊士たちが剣術の訓練をしたり、壬生の伝統芸能壬生狂言を鑑賞したと言われています。

 

沖田総司がよく近所の子供たちを集めて遊んでいたそうです、、、

  

そして門のすぐ脇に壬生塚という新選組隊士の墓所があります。

 

入場料100円です。

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ちょっとした庭園の様になっています。

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近藤勇の胸像

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三橋美智也さんが歌った「あゝ新選組

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100円を入れると曲が流れます。

 

芹沢鴨と平山五郎の墓

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この墓石だけピカピカです。

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最近作り替えられたようです。

 

しかし、墓石を削って持ち帰るなんて、、、罰当たり極まりないですね、、、

 

元麻布の沖田のお墓なんて立ち入り禁止になってしまう始末です、、、

 

巡礼はマナーを守って楽しみましょう。

 

 

 

こちら、勘定方の河合耆三郎の墓

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とばっちりを受けて土方に切腹させられた気の毒な隊士ですね、、、

 

立派なお墓です。

 

この人のエピソードはとても興味深いですね。

 

なんで新選組に入ろうと思ったのでしょう、、

 

 

それぞれしっかりと参らせて頂きました。

 

 

そして、、、

 

 

壬生寺を出て東へ数分歩いたところにある場所に、、、

 

こちらも新選組とゆかりのあるお寺、、、

  

光緑寺

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当時、こちらの住職と山南敬助が仲が良く、切腹や粛清された隊士たちの弔いと埋葬をお願いしたのだそう、、、

 

そして、山南自身も、、、

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土方とそりが合わなかったとされる山南ですが、、そうは言っても同じ試衛館の仲間、、、

  

心の中では信じあっていたと思いたいものです、、、

  

でなければ、弟の様に可愛がっていた沖田ひとりに追跡役を任せたりしないですよね、、

 

 「なぜ、戻ってきた、、、なぜ逃げてくれなかった、、、」

 

 と、土方は嘆いていた、、、、

 

 って私は思う事にしています、、、、  

 

四番隊長、松原忠司もこちらに眠っています、、、

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自分が殺した浪人の妻を愛してしまい心中、、、という逸話が、、、

 

悲しすぎる、、、、

 

壬生界隈には「親切者は山南と松原」という言葉が残っているほど優しい人だったそうです、、、

 

 

そして、興味深いのがこちらのお墓、、、

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側面に沖田氏縁者とあります、、、

 

沖田は結婚していません、、どういう事なのでしょうか、、、

  

これには諸説あって、病気の看護にあたっていた女性だとか、、、

 

山南の恋人「明里」を山南のそばに眠らせてあげる為だとか、、、、

 

真相は不明だそう、、、

 

ロマンティックですね、、、

  

なお、こちら光緑寺は観光地ではないので見学はありません、、、

 

「お墓を参りに来ました」、、と伝えると100円の拝観料で中に入れて下さるのですが、くれぐれも遊び半分で訪れないよう、、、

 

静かにお参りしましょう、、、

 

 

さて、、、

 

以上が壬生の聖地巡りなのですが、、、

 

この八木邸、前川邸、壬生寺、光緑寺の流れはまさに新選組ゴールデンコース、、、

 

正直、めちゃめちゃ楽しいです、、、

 

とても満足度の高い充実した時間を過ごせました、、、

 

新選組に興味があるかたは是非、、、

 

かなりオススメです、、、

 

 

続きまして、新選組も通った当時の花街、、、、

 

島原に行ってみましょう、、、

 

 

島原

 

 

現在の島原は一部の建物を除き、普通の住宅街に変わっています。

 

時代の流れと共に衰退していったそうです。

 

やはり、祇園木屋町などの中心街から離れていることや格式が高過ぎたことが主な原因とされています。

 

島原は壬生から南へ徒歩で15分くらいでしょうか、、、

 

さあ、着きました

 

 

島原大門

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花街の入り口です。

 

新選組坂本龍馬西郷隆盛も、ワクワクしながらここをくぐったったのでしょう、、、

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島原大門をくぐって右側の道を少し進むと、、、

 

輪違屋

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現在も現役のお茶屋として営業を続ける置屋です、、、(置屋というのは、舞妓さんや芸妓さんが所属する、、、まぁ今で言うタレント事務所みたいなものでしょうか、、、)

 

ここに天神、糸里さんが在籍していたのですね、、、

 

創業約320年、、、もはや伝説、、、、

 

入り口に「観覧謝絶」とあります。

 

完全に「一言さんお断り」の証、、、、

 

建物から凄いオーラが放たれています、、、

 

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浅田次郎さんの「輪違屋 糸里」は私も大好きな作品です。

 

土方と糸里さんは本当に愛し合っていたのでしょうか、、、

 

 

私もいつかこの輪違屋で遊べるような立派な人間になれるよう頑張りたいと思います、、(150%無理)

 

 

さて、、、

  

次回は新選組がいつも利用していた揚屋(料亭)、角屋に行ってみましょう、、、

 

続きはその3へ、、、


読んで頂いた方々に感謝です、、、

 

 

ありがとうございました、、、