soul jemの聖地巡礼日記

アニメや歴史の聖地巡礼記録

新選組と幕末の聖地巡礼 函館編 その1

どうも、soul jemです。

 

 

新選組土方歳三を愛してやまない私なのですが、、、

 

僭越ながらこの度、とうとう念願だった函館に訪れる事が出来ました、、、

 

函館と言えば土方歳三が戦死した地であり、新選組が終焉した地でもあります、、、

 

新選組と聞くと池田屋事件など京都での活躍を思い浮かべますが、まさにこの池田屋事件こそが最盛期で、この後時代の流れに呑まれ徐々に転落の運命を辿ります、、、

 

私は全盛期の新選組よりも、ここからの落ちていく新選組の方が人間味があって好きです、、、

 

 

そして土方が最後に流れ着いたのが函館、、、

 

しかしながらそこには、苦楽を共にした近藤、沖田、試衛館メンバー達、誰一人残ってはいませんでした、、、

 

 

そこでご紹介したいのがこちら、、、

 

 

 新選組!! 土方歳三 最期の一日

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大河のスピンオフとして放送された作品なのですが、函館に渡ってからの旧幕府軍土方歳三をとても詳細に分かりやすく映像化されています。

散り場所を探し、死に急ごうとする土方と、そんな土方に希望を持って生き抜いて欲しいと願う新選組隊士と榎本武揚の奮闘する姿を見事に描いています、、、

 

京都で鬼の副長と呼ばれ恐れられた土方が函館では一変し、隊士たちにとても優しく皆から慕われている様は涙無くして見ることができません、、、

 

山本耕史さん、素晴らしい演技でした、、、

 

そして、着物を脱ぎ、髷を落とし、洋装に変わった土方歳三は最高にかっこいいです、、、

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 大河全てを観ていなくとも十分楽しめると思いますよ、、、オススメです!

 (ツタヤにあると思います、、、)

 

さて、

 

またしても長々と語ってしまいましたが、参りましょう、、、

 

土方歳三を辿る旅、、、

 

 

さあ、はるばる来ました、函館、、、私の住む街から実に4時間半、、、

 

JR函館駅

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函館には新選組土方歳三ゆかりのスポットがいくつかあるのですが、先ずは弁天台場に向かいましょう、、、

 

弁天台場というのは、函館戦争で旧幕府軍新選組が中心となり新政府軍と戦った砲撃用陣地の事、、、

 

まさに新選組の持ち場だった弁天台場は主に島田魁が指揮を執っていた為、土方も度々通っていたと思われます、、、

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しかし、終戦明治30年頃に取り壊され、現在は小さな碑があるだけで何も残っていません、、、

 

新政府軍の函館総攻撃によって孤立した弁天台場を救出するため五稜郭を出た土方は、その途中一本木関門という場所で銃弾に倒れます、、

 

さあそれでは、その土方が亡くなる直前に向かっていた弁天台場跡に行ってみましょう、、、

 

何も残ってませんが、、、

 

 

行き方は実に簡単、、、

 

JR函館駅から函館どつく行きの路面電車に乗って終点まで行きましょう、、、

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終点を降りるとすぐ公園があります、、、

 

その公園内にこのような表示と碑が、、、

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ここが弁天台場の一部であった事が記されています、、、

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戊辰戦争終結150周年を記念してこんなパネルが、、、
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ありました、、、島田魁がここ弁天台場で命をかけて戦った事の証明ですね、、、
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島田魁、私の大好きな隊士です、、、

 

函館では新選組の頭取まで昇格していたのですね、、、

 

そう、土方は京都からここまで裏切らず付いてきてくれた隊士たちを特に大事にし、そしてまた信頼していたそうです、、、

 

島田魁は函館に渡ってから、守衛新選組という隊の隊長も務めています、、、

 

守衛新選組というのは、京都からの隊士で結成された、土方歳三を護衛することだけを目的とする非正規の隊のこと、、、

 

この二人がどれだけ信頼し合っていたかを物語っていますね、、、

 

このエピソードだけで泣きそうになってしまいます、、、

 

 

そしてこちらの方も新選組にとって大事な存在、、、
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永井玄蕃とありますが、永井尚志(なおゆき)として知られています、、、

 

幕府の旗本として新選組と共に京都の治安維持に努めた人物です、、、

 

文才に優れており、なんと大政奉還の文書はこの人が書いたのですよ、、、
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後に榎本と共に函館まで渡り、蝦夷共和国の函館奉行となり最後まで新政府軍と戦いました、、、

 

新選組とも親交が深く、近藤や土方からとても慕われていだそうです、大河でも度々土方たちを助けていましたね。

 

この人が凄いのは、、、旧幕府軍に勝ち目はない事を分かっていながら最後まで幕府に忠義を尽くした事、、、土方と同じですね、、、

 

 

土方が死んだ事を知らされた弁天台場は戦意を失い、兵糧も尽き明治2年5月15日降伏、、、

 

事実上、新選組が本当に終焉した日となります、、、

 

土方が死んだ4日後の事でした、、、

 

 

新選組最後の地碑
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写真で見るのではなく、実際この地に立ってみると実に感慨深いものがあります、、、

 

ここで新選組の歩んできた道のりを振り返ると思わず泣いてしまいそうになります、、、

 


そしてここから北へ向かって数分歩くとこんな碑も、、、

こちらが本当の弁天台場跡、、、
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いいですね、、、いい感じの荒れ具合です、、、(私が荒らしたのではありません)
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ここまで来られる方はおそらくほとんどいないのでしょう、、、

 

 

しかしながら、これらだけでも新選組の足跡が残っていた事をとても嬉しく思います、、、

 

来てみて、本当に何も無かったらどうしようかと思ってました、、、
 

函館市に感謝です、、、

 

皆さんも是非、、、

 

新選組が活躍した場所でワクワクするのも良いですが、、、新選組の終焉した場所で想いに更けるのもまた一興ではないでしょうか、、、

 

 

さて、次回は函館新選組の屯所であった称名寺に行ってみましょう、、、

 

続きはその2へ、、、

 

読んで頂いた方々に感謝です、、、

 

ありがとうございました、、、