どうも、souljemです。
このシリーズ、、、いつまで続くのでしょうか、、、
自分でも分かりません、、、
そんな私の新選組愛のきっかけがこの作品、、、、
言わずと知れた司馬遼太郎先生の代表作。
今でこそ新選組を扱った作品は数多くありますが、この作品が執筆されたのは1964年、、、60年近く前になります。
この頃の新選組のイメージと言えば、悪者、人切集団、負け組、、、など負の存在でしかありませんでした。
それになにより、負け組には興味がなかったのでしょう、、、
そんな時代に悪者集団の副長、土方歳三を主役にしようというのですから、さぞかし滑稽だったのではないでしょうか、、、
それまで新選組をメインにした作品と言えば、子母澤寛先生の「新選組始末記」くらいしかありませんでした。(こちらは物語というよりは記録、資料集といった意味合いが強い作品でした)
この作品が受け入れられた事によって、新選組や土方歳三という人物像が多くの人に知られる様になったのです。
まさに新選組作品のさきがけと言えるでしょう。
「勝てば官軍負ければ賊軍」という言葉があるように、結果的に負けて賊軍となった新選組ですが、当時の日本は何が正義で何が悪かわからない状況、、、
それぞれが自分たちこそ正義と信じ、命をかけて戦っていたのだという事を多くの人に教えてくれた作品だと思います。
賊軍とされたうえに、圧倒的な戦力を持つ新政府軍、、、次々と寝返り、降伏していく旧幕府軍兵士たちを尻目に決して諦めない土方、、、
その一方で最愛の仲間、近藤と沖田のもとへ逝くために決して恥じない死に場所を探す土方歳三の姿と葛藤を見事に描いています、、、、
幕末や新選組に全く知識も興味もゼロだった私は、知人から「貸すから読んで、、、」
と渡されたのですが、当時の私にははっきり言って有難迷惑でしかありませんでした。
借りたからには読まなきゃ失礼だよな、、、と思いつつ無理やり読み始めたのですが、これが面白い、、、どんどん引き込まれていくのです、、、
古い文章と単語に戸惑いながらも、読み終えた後の感動は今でも忘れられません、、、
現在では新選組や土方を主役とした作品がたくさんあり、それぞれが面白く感動的に描かれているのでそちらを読むほうが分かりやすく手っ取り早いのであえて激押ししないでおこうと思っていたのですが、、、
なんと、、、
2020年に映画化されるというじゃないですか、、、
しかも、主演は岡田准一、近藤役に鈴木亮平、沖田役に山田涼介、芹沢役に伊藤英明、そして架空のヒロイン、お雪さんには柴咲コウ、、、
って全員主役級じゃん、、、
参りました、、、
新選組人気、ここに極まれりです、、、
嬉しいですね、、、
時代が変わっても受け継がれていく新選組、、、、、、、
ってなげ〜よ、、、
いつまで語っとんねん、、、
という事で巡礼の続きですが、今回は京都の中心街にやってまいりました。
この辺りは歴史的な事件現場が数多くあるのですが、新選組ファンは何と言ってもここでしょう、、、、、
その現場がここなのです。
現在は全国チェーンの「はなの舞」さんが営業されています。
以前はケンタッキーだったりパチンコ店だったりしたのですが、2009年から「はなの舞」さんで定着されているようです。
いざ、御用改めでござる~
と入店しようとしたのですが、、、予約でいっぱいでした~~~残念、、、
しかしながら、次の予約までの1時間でしたら大丈夫です、、、
とのことでしたので有難く入店、、、、、
おお~
近藤と沖田が登った階段が再現されています、、、
この階段がポイントなんですよね、、、
なにしろ20対4ですから、、、、いや、実質20体2だったのかも、、、
いくら近藤と沖田が剣豪だったとしても20人から同時に切り付けられたらひとたまりもありません。
諸説ありますが、この階段を利用する事によって常に1対1をキープし、斬っては次、斬っては次を繰り返したのだそう、、、
その場所がここなのです、、、
否が応にも興奮してしまいます、、、
ちょっとした新選組テーマパークみたいですね、、、
薄桜鬼の声優さんや歌手のサインも展示されています、、、
沖田はここで持病の結核で吐血し戦線離脱、、、
ぶれっぶれですが土方の愛刀、「和泉守兼定」、、、、、のレプリカ。
いつか本物を見てみたいですね、、、、、、、いや、見ます、、、絶対、、、
近藤の愛刀「虎徹」、、、、、、のレプリカ。
いや~楽しいですねぇ~
新選組に特化した居酒屋なんて他にないですもんね、、、
池田屋跡地だからこそ成せるこの演出、、、
ファンにはたまらなく嬉しいお店です。
テーブルセットも新選組仕様の浅黄色です。
メニューも隊士にちなんだカクテルや京都の食材を使った料理がたくさんありましたよ。
価格もリーズナブルで美味しく安心して楽しめます、、、
京都は高いお店が多いですからね、、、
なにより、新選組の晴れ舞台だった場所でお酒が飲めるなんて最高じゃないですか、、、
新選組はこの場所を活躍の頂点として徐々に衰退していきます、、、
なので、、、
そんな思いをはせながらお酒を味わうのも一興ではないでしょうか、、、
以上、池田屋リポートでした。
続きはその6へ、、、