「麒麟の翼」という映画を観たことがありますか?
東野圭吾原作の大人気小説、「新参者」シリーズを映画化した作品です。
ですが、当時私は「新参者」シリーズの事を全く知らず、キャストを見て、良さそうだと思い、軽い気持ちで映画館に入ったのでした。
しかし、見終わったあと、あまりのクオリティと綿密に組み立てられたストーリーに感動し驚かされたのを覚えています。
それ以来、東京に行く事があったら絶対に本物を見てみたいと思っていました。
それが、、、
麒麟の翼像
この度、東京に行く用事があり、なんとか時間を作って行ってみる事にしました。
東京在住の方には日常シーンの一部なのでしょうが、私のような地方の田舎者には憧れだったりします。
では、行って来ます。
麒麟の翼像は日本橋という町の日本橋という橋の中央に鎮座しています。
東京駅からほど近い場所にあるので助かります。
のんびり歩いて行くのも良いでしょう。
歴史ある百貨店が立ち並ぶ通りはとても綺麗です。
迷う事もなく、さあ着きました。
おお、ここが日本の道路の始点。
夕方に訪れたのでライトアップされてとても綺麗です。
映画も夜のシーンが多かったので昼間より夜のほうがいいかもしれませんね。
銘板の文字は徳川幕府最後の将軍、徳川慶喜が書かれたそうです。
大政奉還で有名ですね。
なぜ、徳川慶喜なのか、、、調べてみると、、
ここ東京が戦場にならず無血開城出来たのは慶喜が多くの屈辱に耐え、素直に負けを認めた事が大きく影響したかららしい、、、
う〜ん、勉強になりました、、、鳥羽伏見の戦いでは早々に逃げ帰ってしまった人ですが、、、要するに争いごとが嫌いだったのでしょう。
結果的に多くの人の命を救ったわけですから、、、
平和主義でとっても優しい人だったんですね。
橋の根本の両岸には4体の獅子像が鎮座しています。
獅子像が手をのせているのは東京都の紋章です。
対になる獅子は「守護」を意味するそうで、まさに「この東京は絶対にわしらが護るっ、、、」って感じで頼もしいですね。
橋の中央へ進むと、、、
きました~
麒麟の翼像
か、かっこええ~、、、
すごいオーラです、、、
もっと寄ってみましょう。
す、すごい迫力、、、
近くで見るとさらに質感や造形美が際立ちます。
このフォルム、、すごくないですか、、、
麒麟の翼像は、橋の中央に背を向けた形で両岸を見ています。
左右にありますので計4体です。
麒麟は空想上の動物、いわゆる神獣ですが、、一般的に通常の麒麟には翼はありません。
それには、日本の道路の始点であるここから、翼広げて日本中に旅立てるように、、、
との思いが込められたオリジナル作品なのだそう、、、
映画を観てわかってはいたのですが、実際に来てみてしみじみ感動です、、、
映画でもよく使われたカット。
道路の中央に「日本国道路元標」というものが埋められているそうで、ここが日本の道路の始まりである事が示されているそうです。
レプリカが橋の脇にあります。
本物を撮りたかったのですが、道路の始まりの場所が、私の人生の終わりの場所になりそうなので止めておきました、、、
本当に綺麗な橋ですね。
来る事が出来て本当に良かったです。
徳川慶喜のちょっといい話も知れたし、、、
田舎者大満足です。
今回は時間がなくて、この麒麟の翼像しか見れませんでしたが、次回は本作の舞台、日本橋の町をゆっくり巡ってみたいと思います。
私の他にもたくさんの人が写真を撮っていました。
この作品の影響力はすごいですね、、、
観てないという方は是非、、、、絶対オススメですよ。
ドラマを観ていなくても大丈夫です。
そして、、、おそらく私のようにここに来たくなるでしょう、、、
読んで頂いた方に感謝です。
ありがとうございました。